• O2O
  • 2014-10-08

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「ネットはあくまでもツール」ユナイテッドアローズO2O成功の秘訣とは

画像引用元:株式会社ユナイテッドアローズ公式サイト

http://www.united-arrows.co.jp/index.html

アパレル業界を牽引し、好調を維持し続けている「ユナイテッドアローズ」。独自の視点で衣類や小物を選び販売しているセレクトショップです。コンセプトが異なる18ブランド232店舗を展開していて、アパレル業界にとっては重鎮ともいえる存在になっています。

ユナイテッドアローズという社名には、「一つの目標に向かって直進する矢(ARROW)を束ねる(UNITED)」という意味が込められているそうです。矢のごとく、勢いが止まらないユナイテッドアローズですが、2014年3月期においても、O2Oに積極的に取り組むことを大々的に宣言しています。そこで今回は、これまでの成功事例に触れてみることにしましょう。

好調なEC事業にもかかわらずリアル店舗を重視した戦略を

景気後退による影響はアパレル業界にも及んでおり、経営不振が続くブランドが多い中、ユナイテッドアローズは好調を維持しています。この成功の要因としては、O2Oへの積極的な取り組みが挙げられるのではないでしょうか。

実際にユナイテッドアローズの収益が右肩上がりになっている中で、ECサイト事業は大きな役割を担っています。
その動きは部門の売上数値にも表れており、同社のネット通販は売上に対して約10.6%という驚異的な数字を叩き出しています。
ユニクロが3.8%、無印良品を運営する良品計画が5.9%という割合と比べてみると、同社の中でいかにEC部門が強いかということが分かるのではないでしょうか。

ただ、この好調な成績にもかかわらず、ユナイテッドアローズの方針は「実店舗」に重きを置いたものでした。
実際に、ユナイテッドアローズ事業支援本部でネット通販統括チームリーダーを担う、相川慎太郎氏は、「ネット通販はあくまでも補完である」と述べています。
ECサイトだけに力を注ぐのではなく、あくまでもオンラインは、リアル店舗の来客数・購入頻度を高めるための「ツール」として位置づけ、リアル店舗の売り上げを達成するためのO2O戦略であったことがうかがえます。
同社は、自社通販サイトがオープンした2009年9月においても当初からO2Oを視野に入れており、サイト上で店舗の在庫情報を確認することができるシステムを導入したことで、アクセスするユーザーを獲得することに成功しました。このような小さな「きっかけ」をインターネット経由で消費者に提供することで、ファン層を増やし、ブランド力を強化することに成功しています。

ネットとリアルの繋がりがユーザーの購買行動に大きく影響を与える

また、同社が行った「お客様の購買行動に関するアンケート」では、回答者の7割が「ブランドサイトや通販サイトで商品情報をチェックしてから実店舗へ行く」と答え、また8割の方が「店舗で見てその場で買わなかったとしても、後日通販サイトから買いたいと思う」という結果になりました。
ユナイテッドアローズはこのアンケート結果をもとに、今後もO2O戦略の強化に意欲的な姿勢をみせており、先行受注会でユーザーが希望する商品の動向を把握できるコンテンツの拡充などを掲げています。
シーズン前に、WEB上で先行受注を行うことで、企業側がシーズンごとのトレンドをあらかじめ予測できるようになることで、よりユーザー満足度の高い商品ラインナップ と来店数の増加を狙いにしている模様です。

ユーザーのITリテラシーが高いアパレル業界にとって、O2Oは突破口といえるのかもしれません。


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