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  • 2015-08-31

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オンライン&オフラインのショッピング体験を革新する先進企業

顧客データを活用して、ターゲットを絞ったリアルタイムのマーケティングを展開し、顧客ニーズに合ったオファーを提供し、価格設定と商品デザインを効果的なものにしている企業があります。

ショッピング体験を革新する先進企業

ここでは、すでにオンライン&オフラインのショッピング体験を革新するために、データと技術を活用して成果をあげている先進企業として、ノードストロームを紹介します。また、同じく先進企業として日本の資生堂についても簡単に紹介したいと思います。

(1)ノードストローム

ノードストロームはアメリカの有名なファッション小売業者です。ノードストロームでは、ピンタレストのデータを活用して、実店舗で販売する普及型商品のプロモーションに役立てています。同社は、全予算の30%以上を技術に投資して、シアトルに「ノードストローム・イノベーション・ラボ」を設立しました。そこでは、新商品の開発とテストを行っています。実店舗の試着室には、インタラクティブなタッチスクリーンがあり、これでオンラインと実店舗でのショッピング体験を融合させています。顧客が手持ちのスマホ等より大きな画面で調べものなどをしたければ、このスクリーンを使ってインスタグラムの画像を表示したり、商品レビューを見たりできるようにしている店舗もあります。

同社は、もちろんビッグデータの分析を積極的に行っています。しかも、そのデータをセンサーおよびWi-Fiシグナルという技術を使って活用しています。それにより、オンラインにデータを残している消費者のうち誰が実店舗に来たか、それがどのエリアの店舗で、どのくらいの時間滞在し、店舗内でどんな行動を取ったかを把握しているのです。オンラインとオフラインの在庫は完全に統合されており、顧客は自分が買いたい商品がいつどこにあるかを簡単にチェックできます。

同社は、フェイスブックユーザー300万人、ピンタレストユーザー440万人、ツイッターユーザー58万4000人のデータを分析しています。また、自社クレジットカードの購入履歴分析、特典付きの会員登録者の分析を行っています。こうしたデータを使って顧客の購入情報や消費者の好みを分析し、マーケティングや商品デザインの改善、広告費用の最適化を行っているのです。

(2)資生堂

資生堂は日本の美容用品の企業です。同社の東京にある店舗には「ミライミラー」という最新型リアルタイムメーキャップシミュレーターがあります。顧客が商品のバーコードをかざして、タッチパネルのボタンを押すと自分の顔にその商品を使ったメークが映し出されるのです。この技術により、顧客は何回も化粧したり落としたりする手間をかけずに複数の商品を試すことができるのです。

顔全体のプロポーションを測定し、肌色や顔立ちを分析し、顔の左右それぞれの輪郭だけで顔を再構成し、顔の左右バランスのチェックをすることが可能です。ヘアスタイルもスクリーン上で変更したり、色を変えたりもできます。スクリーンに映し出されたイメージに合わせてメークを変えることができます。さらに、肌の状態が測定されるので、スキンケアなど美容全般のアドバイスも受けられます。

この「ミライミラー」は、日本ではすでに複数の店舗で使用されています。アメリカの店舗では、現時点ではまだ導入されていないようです。

紹介した先進企業に追いつくために
ここで紹介した先進企業の特徴は、消費者・顧客に関する非常に詳細なデータを持っていることです。また、こうしたデータを活用することによって、オンラインとオフラインのショッピング体験の革新に成功しています。データは企業側が使うだけではありません。データを積極的に顧客にフィードバックし、顧客の利便性を高め、ショッピング体験を豊かにすることが重要です。総合的な顧客体験を向上させることがこれからの小売業者に課せられた課題なのです。
【翻訳参照元】
https://www.umbel.com/blog/retail/13-retail-companies-already-using-data-revolutionize-shopping-experiences/


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