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  • 2015-08-05

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eコマース販売が世の中を席巻する

インターネットショッピングが生活の一部に

世界銀行の統計結果によると、現時点で世界人口の42%がインターネットにアクセスできる環境にあるとされています。この結果は、同時にインターネットショッピングが世界中で生活の一部になってきたことも示していると推察できるものです。つまり、百貨店・ショッピングモール・単独店舗などに立ち寄ったり、買い物したりという従来の買い物スタイルに新たなチャネル(ルート)が増えたと判断できる状況にあるわけです。この傾向は、これからもますます進み「eコマースの勢いが止まらず、消費者がオンラインショッピングに今以上に引きつけられていく」ことを示唆していると言ってもいいものです。

いまさらながら、eコマースとは

いまさらですが、eコマースというのはインターネットを利用するショッピング・スタイルです。コンピュータ、タブレット、スマートフォンなどインターネットに接続できさえすれば使用する機器は問わないことも特徴のひとつです。もちろん、クレジットカードだけでなく、コンビニなどのサードパーティを利用した現金支払い、運送業者を介した着払いなど支払方法にもさまざまなものが考えられます。世界銀行の統計からは除かれていますが旅行やイベントチケットも含め、取り扱うのは製品やサービスなどありとあらゆるものが考えられます。

eコマース販売額の実績と将来の予測

eコマースの小売販売額は全世界で2013年に1兆770億ドルでしたが、2014年には1兆3160億ドルに達し、前年比22.2%アップでした。またこれは、実店舗も含めた小売販売額全体の約5.9%がeコマースによるものだったことを示しています。今後の予測も出ています。eコマースによる販売額は2015年には全世界で1兆5920億ドルに上昇し、小売販売額全体の6.7%を占め、2018年には2兆4890億ドルとなり、小売販売額全体の8.8%を占めるまで成長するという予測が出ています。

eコマースが利用される理由

このように分析していくとeコマース販売が完全に定着するのは間違いないことが明確になってきます。同様に、こんな流れを受けてeコマース販売をサポートする技術も進化を続けています。たとえば、直接販売に結びつくツール以外でも、「オンライン広告」は今ではほとんどの業界で使用されていますし、「ソーシャルメディア」はeコマース顧客の60%以上が使用していると言われています。また「自動データ収集機能」はオンラインで価格比較をするために必須なツールになっています。販売、宣伝、比較など数多くのツールに支えられてオンラインショッピングは劇的なスピードで迅速かつ簡単なものに成長しました。ある調査によると、オンライン顧客の43%が購入理由として、「便利だから」「時間とお金が節約できるから」を挙げていることからもお判りいただけるでしょう。

モバイル領域とeコマース

ある調査によると、全世界でモバイル領域の伸び率はeコマースの成長率のほぼ3倍とされています。実は、モバイル環境はオンラインとオフラインの相互乗り入れ環境を作ります。そのため、消費者はオンラインとオフラインを融合してひとつのショッピングとして体験できるわけです。ある調査では、実店舗で買い物している間(オフライン)にスマートフォンを使って場所や営業時間などの店舗情報を探すと、スマートフォン・ユーザーの約半数が回答しています。ちなみに、72%が実店舗で商品を確認した後、改めてネットで購入する「ショールーミング」の行動を取るという回答も注目すべきものとして付け加えておきます。

急速に普及するモバイルデバイス

モバイルデバイスは世界的にみると急速に普及していますが、その普及度を国別に調べてみると、ある傾向がはっきりと浮かび上がってきます。地理的な条件や経済力などを要因とするインフラの未整備や、ツール価格がリーズナブルではないなどの理由で、固定インターネットがあまり行き渡っていない国々での拡大率が飛び抜けているという傾向です。こういった事情もあり、世界的にみると地域的なバラつきが大きくなっているインターネット市場ですが、視点を変えると、大きな成長が続いている国にこそeコマース販売の急激な立ち上がりのチャンスがあると判断出来きます。現在、中国やインドがeコマースで最大の成長率を記録しているのにはこんな要因が隠されているわけです。一方で、ドイツやフランス、イギリス、アメリカなどでは成長が鈍りはじめています。言い換えると、こうした国々ではeコマース市場が飽和しつつあると判断できます。ある地域では急激に成長し、ある地域では安定成長期に入ってきた今、世界平均でみると陰陽効果のようなことが起こっています。具体的に言うと、eコマースの世界合計成長率は2014年が22.2%でしたが、2015年予測では20.9%、2018年予測では13.3%と逓減傾向にあるのがそれを示しているといえるでしょう。eコマース市場を世界的に俯瞰すると、急激な成長期を過ぎて安定した成熟市場になりつつあると言ってもいいのです。

eコマースの将来を握るのは

eコマースに関わる技術が進展するなかで、特にモバイル関連技術の開発が重要になってきています。しかし、これはインターネットの世界だけでなく、タブレットとスマートフォンを駆使する消費者をサポートするインフラの整備が進むことで、オンラインと実店舗の連携が進み、実店舗の存在価値が高まる可能性を充分に秘めているのです。当然、そんな連携を高める技術やツールの開発も大幅に進むことでしょう。

【翻訳参照元原稿】
http://www.huffingtonpost.com/amit-bhaiya/ecommerce-sales-sweep-the_b_6903028.html


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