• コンテンツマーケティング
  • 2015-07-27

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味の素に学ぶ、コンテンツマーケティングにおけるコンテンツのブランド力

コンテンツマーケティングでも必要なブランディング

「味の素」といえば日本では知らない人はいない有名企業でしょう。圧倒的な広告戦略と魅力的な商品、そしてそれらをつかさどる徹底したブランディングによるものといえます。今回は味の素のブランディングの中でも、コンテンツにおけるブランディングについて紹介していきたいと思います。

コンテンツマーケティングは自社のコンテンツをリリースすることにより企業・商品のブランド力を発揮します。広告露出と異なり、自社媒体を活用したマーケティングであるため製作費はかかるものの、いわゆる広告出稿料などはかかりません。

そのためテレビや雑誌などの媒体では必要になる、莫大な広告料がカットできます。うまくいけば口コミを利用したバイラルマーケティングを利用することで、かなりの広告費を抑えることが可能になります。

また、どのくらいの人が閲覧し、その後どのような動きをしたかといった情報を、安価な金額で取得できるという点でも大きなメリットがあります。コンテンツマーケティングは安価に開始することもできる上、データの取得もできる効率的かつ効果的なマーケティング手法だと言えます。

味の素のコンテンツはなぜ魅力的なのか?

味の素のコンテンツは多岐にわたっていますが、総合食品メーカーとして数々のレシピを中心に展開しています。季節を感じさせるレシピを掲載して定期的に閲覧している人でも楽しめたり、「今月のおすすめレシピ」など普段のメニューに困っている人が常にチェックできたりと、さまざまなターゲットにコンテンツを提供しています。

さらに、より細分化したユーザーへの情報提供も行っています。例えば、受験生にお薦めのレシピ、スポーツをする人向けのレシピなども紹介しています。また、料理のプロ向けの料理レシピのコンテンツも有しており、まさに総合食品メーカーにふさわしい圧倒的な充実度です。

ここでは数あるコンテンツの中から「スポーツを楽しむおいしいチカラ」というキャッチコピーが付いている、「味トレONLINE」というコンテンツを中心に紹介していきましょう。味トレONLINEは「トレーニング」「栄養」「休養」の三原則を基に作られたコンテンツで、「味の素ナショナルトレーニングセンター」というアスリート専用のトレーニング施設のコンテンツマーケティングの一種になります。

普段、一般の人では入ることのできないトレーニング施設内がバーチャル体験できます。訪れたユーザーが、まるでアスリートになったような臨場感を持てるようなコンテンツにするという構想を基に作られたのが、味の素の味トレONLINEです。

コンテンツのブランド力を高める3つのポイント

味の素のコンテンツのブランド力を高めているポイントをまとめると次のようになります。

1.自らの強みを生かしたコンテンツ

自分たちの強みや、土台となるビジネスに関連したコンテンツを構築した結果、ユーザーの目を引く面白いデザインのコンテンツが制作できます。これは、強みや独自性・個性をコンテンツでセルフブランディングすることを目的としています。

2.理念を大切にしている

創業理念・企業理念など企業の根幹に関することについては、来訪者に押し付けがましくない程度に意識して作られています。企業として理念はとても重要なこと。さらにブレのないコンテンツの運営を継続して行うということは意外と難しいことです。原理原則をコンテンツにも生かしているということは、一貫したメッセージを発信する上で非常に大事なことなのです。

3.楽しめる

味トレONLINEはバーチャルで施設の見学ができ、他にもエリートアカデミー生の本音調査や、食堂で出される料理の紹介、レシピなどが見られます。一方的に与えられた情報を掲示板のように閲覧するのではなく、見る人にも選択肢が用意されているという点で参加意識を高めることができています。

成功企業が有しているコンテンツの特徴として、セオリーはシンプルながらもブレがなく、楽しさも同時に併せ持っていることがあげられます。それらを継続して行うのは難しく、運営する中であらぬ方向にそれてしまいやすいものです。

またデジタルマーケティングの特徴として、双方向のコミュニケーションが取れるということを忘れてはなりません。コンテンツを閲覧した人が、イニシアティブを取って参加できるようなものが望ましいのです。

コンテンツは自分たちでも作れるようなイメージがありますが、外部目線を常に意識することが重要なので、第三者目線がどうしても必要です。一般のユーザーからどのように見られるのかを外部の事業者と共に制作することで、よりユーザー目線に近いコンテンツが作成できるのです。


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