• データマーケティング
  • 2014-09-18

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攻めのマーケティングでのBIツールの使い方(2)

マーケティングの分析を含む活動で、データの可視化を通じた業務効率の側面で強い味方となりうるのはBIツールである。BIツールの活用の仕方として、いくつかに分けて連載する。第2回目となる今回は、BIツールを積極的に使いこなして攻めのマーケティングを行っている最中に、発生しうる問題とその対策について述べる。読者の方々には、使っているBIツールの確認と再活用の参考にして頂きたい。

1.ビジネスの変質とBIツールの再活用

前回の記事では、BIツール導入前段階での手法の比較が重要であることは述べた。では、一旦自社のビジネス内容に適合した手法が組み込まれているBIツールについて、使用してしばらくするとなぜ不満を感じてくるのか。その原因を推定することで整理してみることにする。本稿では、BIツールの予測結果が外れてきて不満を感じているとして、以降の検証を行う。

BIルーツの予測結果が外れていくことに関して、大きく分けて2つある。それは、自組織の内部または外部のビジネス状況の変化と、それに伴うBIツールに用いるべき指標の変化である。前者について、特に内部のビジネス変化は、BIツールを用いたことでの業務改善の効果でもあるので、途中プロセスを含めて組織内部のノウハウとして精緻に整理すべきである。また、外部のビジネス変化については、結果としての後追いであるが、変化の兆しに相当するものがデータとして確認できた時期を通じて、市場変化の可視化の観点として自組織のノウハウとして整理すべきである。

筆者がおすすめしたい整理法のフォーマット手順は、「内部・外部のビジネスで何が変わったか→自組織として何を変えるべきか→現行BIツールでは何が変えられるか」である。

BIツール導入前からの因果関係の当てはまりを再確認することも含まれるので、試行錯誤の時間を要する。しかし、ビジネス状況の変化に合わせてBIツールの活用の仕方を変えるノウハウは、新たな攻めのマーケティングのスタイルの確立に関して大きく寄与できると考える。なお、マーケティングの取り組みとして採用すべき指標と、現行BIツールでの採用可能な指標の差分を把握することは、将来の課題を明確化した上でのPDCAサイクルの構築につながる。

2.BIツールの改善仕様の逆提案の打ち出しレベルでのマーケティング機能の収斂

前節で示した改善プロセスの踏襲およびノウハウの蓄積があれば、現行のBIツールの改善仕様の逆提案、さらには次世代のBIツールの容易な選定が可能となるレベルであろう。このことは、BIツールを攻めの姿勢で十二分に活用して、それを上回るマーケティング組織の機能の向上を果たせるという意味で、組織運営上としても成功といえる。


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