• コンテンツマーケティング
  • 2015-06-29

Monthly pageview: 1


◯◯%増加間違いなし? eコマースサイトのページロード時間の秘密

なぜ企業(特にオンライン小売業者)はユーザーに対して、スピーディーに動くウェブページを提供しなければならないのでしょうか? それにはしっかりとした理由があります。ページビューから収益に結びつくまでの間、ウェブサイトのページロード時間とKPIとの間には、否定できない密接な関係があるからです。

たとえば、世界最大のスーパーマーケットチェーンである「ウォルマート」の場合、ページロード時間が1秒短縮するごとにコンバージョン率が2%増加するといいます。イギリスで生まれ、システム手帳が有名な「ファイロファックス」の場合、ページロードの平均時間を2.2秒短縮したところダウンロードが15.4%増加したそうです。これは年間1千万回のダウンロード増加に相当するそうです。アメリカでカー用品を専門に扱っている「AutoAnything」がロード時間を半分に短縮したところ、売上高が13%増加したといいます。

eコマースサイトの調査でわかったこと

ここからは、主な調査結果を取り上げて、その詳細を検討していきます。

(1)小売業の上位100サイトのTTI(TimeToInteract)の中央値は5.2秒

TTI(TimeToInteract)は、ウェブページの能力を測定する際に必要不可欠な指標です。ユーザーがどの程度満足できる体験をしたか、サイト所有者の目的がどの程度達成されたかを測る上でとても重要になっています。今回の調査では、TTIの中央値は5.2秒でした。
理想を言えば、この数値は3秒以下であるべきです。別の調査では、ロードに3秒以上を要する場合、消費者の57%が待ちきれずにロードをあきらめてしまうという結果も出ているくらいです。1秒でロードができるサイトと、3秒でロードができるサイトを比較すると、ロードに3秒かかるサイトはページビューが22%少なくなり、直帰率が50%高くなり、コンバージョン率が22%少なくなります。
さらに、ロードに5秒も要するサイトになると、ページビューは35%少なくなり、直帰率が150%高くなり、コンバージョン率が38%少なくなってしまうのです。しかし、小売業の上位100サイトのうち、3秒以下でロードできるコンテンツを提供しているのは、わずか14%だけでした。

(2)ページ容量の中央値は1,354キロバイトで108のリソースを含む

ウェブページは容量が大きく、構造が複雑であるほど、一般的にロード時間が長くなります。上位100サイトのページ容量の中央値は1,354キロバイトで108のリソース(画像、HTML、サードパーティのスクリプト等)が含まれていました。過去2年間に、上位100のeコマースサイトのリソース数の中央値は26%増加しています。2013年春の86リソースから2015年春には108リソースになっています。個々のリソースがサーバーコールを消費するので、その分ロード時間が長くなって当然です。

(3)画像最適化技術がほとんど活用されていない

通常、画像はページ容量の50〜60%を占めているので最適化のターゲットとなります。ところが小売業の上位100サイトのうち、43%は画像圧縮をしていないのです。画像圧縮においてAグレードを与えられたのはわずか10%でした。

もっとも改善が見られたのはイーベイとウォルマート

世界最大級のネットオークション「イーベイ」と、「ウォルマート」は小売業の巨人であるにもかかわらず、どちらのサイトも前回の調査では巨人の名にふさわしい数値ではありませんでした。2014年秋の調査では、これらのサイトは「イーベイ」が36位、「ウォルマート」が57位でした。ところがどちらのホームページも、主要なコンテンツのロード時間を3秒未満にしたところ、今回の調査では両者とも目覚ましい改善が見られました。

eコマースサイトのパフォーマンスについて、企業の意識がまだ十分高いとは言えません。「イーベイ」や「ウォルマート」のような有名な企業でさえ、前回調査の結果は悲惨でしたが、ロード時間を短縮したことによって今回調査では見事に改善していました。
このことは、現在パフォーマンスが低いサイトを運営している企業でも改善の可能性があることを示しています。フロントエンドの最適化を目指して、より積極的なアプローチをとることによって、サイトのパフォーマンスを良好にすることは、すべての企業に求められていることなのです。

【翻訳参照元原稿】
http://blog.radware.com/applicationdelivery/applicationaccelerationoptimization/2015/03/new-findings-sotu-spring-2015/


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