• データマーケティング
  • 2015-06-24

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アクセス解析をデータ収集だけで終わらせない方法

これまでのアクセス解析を振り返ってみると、「アクセス解析のデータを十分に活用できなかった」と考える方はたくさんいるのではないでしょうか? 「アクセス解析のデータを十分に活用しています」と言える担当者は、かなり少数派だと思います。

せっかく集めたアクセス解析のデータも、収集するだけで満足してしまうケースがたくさんあります。その後「どのように活用するか」まで考えが至らないという相談は多くあります。時間的に忙しくて、その後のことまで考える時間が見つけられないものです。そこで今回は、アクセス解析をデータ収集だけで終わらせない簡単な方法について考えてみたいと思います。

アクセス解析のメリット

アクセス解析は、来訪者の定量データを基本的に無料、または安価で取得できる極めて効率的なツールです。来訪者、ユーザーの特性を理解して今後の参考にできる様々な情報を与えてくれます。しかし、日々行っている業務の中では、どうしても蓄積だけがルーティンで行われてしまいます。

それでは、原則に戻ってアクセス解析を何のために行うのかという点について再度考えてみたいと思います。最も重要なことは情報を残すということです。そういう意味では、データ収集を行っていることは間違いではありません。とはいえ、それは最終的には何らかの仮説を立てて対策を講じるというアクションにつながる必要があります。さらに言えば、仮説の検証、効果測定といったPDCAを定期的に行い、改善することができるというのが本来のメリットになります。

データの生かし方

では、すぐにできるアクセス解析データの活用法を簡単に見てみましょう。各解析の数値によって個別、かつ具体的に見なければ本当の仮説は作れないのですが、今すぐできる簡単なものから習慣化していきましょう。表記の内容や体裁については各アクセス解析ツールによって異なりますので、ここでは代表的なGoogleAnalyticsを例にします。まずは離脱率を見てみましょう。グーグルのヘルプに記載されている正確な定義では、次のように書かれています。

離脱率

「離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。」

つまり、当該ページを最後に他サイトに行ってしまったということです。ここから導き出せることは、訪問者がここで満足した場合もあれば、逆にネガティブな印象を持って離脱してしまった場合もあるということです。面倒だと思われている箇所などがないかチェックしてみる必要があると言えます。簡素化するなど、体裁面で改善できるはずです。

直帰率

こちらもグーグルの定義によれば、「直帰率は、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合を示します。」となっています。

少しわかりにくいかもしれないので簡単に言うと、1ページしか見ていない方がそのままいなくなってしまったということです。特にトップページなどでこの直帰率が高いと、大きな問題点が存在すると考えていろいろな仮説を検証することが必要です。

検索結果とあまり関係がない場合やUI(ユーザインタフェース)に極めて重大な問題がある場合などが考えられます。滞在時間と比較すると、よりわかりやすくなります。滞在時間が極端に短いようだと、検索結果とページコンテンツに大きなかい離があって見てもらえていないという可能性があります。

逆にある程度の時間は見てくれているけれども他のページを見てくれていないというケースでは、動線に問題がある場合があります。他のページを見てもらう必要があるならば、次に進みやすい動線や魅力的な誘導を行うことが対策になります。当該ページを見てもらうだけで完結する内容と意図であれば問題ないのでしょうが、もっと他のページを見てもらえるような工夫が必要な可能性が高い場合、こうした対策が必要と言えます。

習慣化のすすめ

以上、簡単なものからではありますが、まずは習慣化してしまうことが大事です。アクセス解析は、設定の段階でかなりとっつきにくい感じがすると思います。正確な設定は実際相当高度な内容を登録する必要があって時間も手間もかかりますので、外部の専門家に見直しなども含めて相談することを検討してもよいかもしれません。社内で行う場合は、なるべく定期的な会議を行うようにするとよいと思います。実は、多くのアクセスがあるような大企業でも会議を持たない所があります。しかしこれは経済的なメリットを向上させることができる場合が少なくなく、大変もったいないことです。

アクセス解析の生かし方がわからないからそのようになってしまうのですが、社外のパートナーなどと協力して知見を積み上げるようにしていくことが重要です。アクセス解析はどうしても腰を上げにくい難しさがあるので、今回はなるべく平易な記載にとどめました。ご存じのように、まだまだ先は長いので、引き続き違う手法についても簡単にご紹介できればと思っております。


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