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  • 2015-06-19

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NYのeコマースのトレンドを自分のECサイトに生かす方法

ECサイト乱立時代を迎え、勝ち負けがかなり明確になりつつあります。価格勝負の様相を呈し、競合店との消耗戦になっているという相談をこのところ頻繁に受けるようになりました。

店舗閉鎖を余儀なくされ、もっと早い段階でご相談いただければと思うことも少なくありません。では、どうしてこのような現象が起こるのでしょうか? そして、厳しくなる外部環境にどのように対応していけばよいのでしょうか?

以前から多少はありましたが、ニューヨークのコアな商品を日本向けに販売するショップが増えてきています。そこには、今後われわれがECサイトを運営する上でのヒントがいくつかあります。ニューヨークのeコマースの事例を交えてご紹介できればと思います。

日本市場を考えたニューヨークのeコマース

ECサイトは、国内販売はもちろん、外国への販売も可能です。アメリカの商品で、日本国内では取り扱いがないご当地ものは希少性があってたいへん喜ばれます。

これまではごく一部の業者が販売していました。最近はその幅がどんどん広がり、日本市場を意識した商品も散見できるようになっています。その背景にあるのはやはり市場の飽和感です。

10年ほど前であればネットショップも今よりはずっと少なく、競合するような店舗もあまりありませんでした。ネットバブルや通販の勢いに乗って大きく売り上げを伸ばすショップが多かったのです。

しかし、最近はかなり店舗数が増えてしまい、極端な例だと単なる価格勝負になってしまっているところも少なくありません。そうなってくると消耗戦の色合いが濃くなってしまいます。売っても手元に商品が残り利益が確保できずやむなく閉店、店舗売却といったケースが多く発生してしまうのです。

わかりやすくいえば、もしわたしたちがニューヨークのお店と連携して独自の商品を出せたとすれば、そこには競合相手がいません。厳密にいうとカテゴリーでの勝負はあるのですが、まったく同じ商品での値段勝負にはならないのです。このように競合戦略上、ニューヨークから日本の消費者へ向けた商品が非常に増えている現状があるということをご紹介させていただきました。

注意すべき2つのポイント

それではわたしたちがすぐにそういったことができるかといえば、言語や取引の問題もあって簡単ではありません。しかし参考になる考え方はあります。簡単にお伝えすると以下の2点になります。

1.なるべく専門化、先鋭化する

専門化、先鋭化するとはどのようなことかというと、次のような事例になります。

例えば、雑貨というカテゴリーは通販でも人気のあるカテゴリーです。しかし、雑貨という言葉は非常に幅が広く、人によっても理解やイメージにかなりの開きが存在します。そこでさらに細分化したカテゴリーに特化すると見に来る方にもわかりやすくなるし、ショップとしての存在価値がアップします。

もちろん商材を豊富に扱える大きなサイトの運営ができるのであれば、総合ショップの位置づけで運営することを否定するものではありません。他にも、カエルの雑貨に特化するなどというのもわかりやすいコンセプトになります。このように、そろえるアイテムの内容にも、ある程度の一貫性をもたせるような商品計画を行うことが重要になります。

2.ローカル色を打ち出し競合相手を減らす

次に、ローカル色という点について見ていきたいと思います。こちらもなるべく狭い設定の方がベターな場合が多いといえます。国内の知名度や競合先を考慮しながら設定します。ニューヨークの例ですが、ニューヨークは広いし多くのお店があるのでどうしても埋没しがちです。そこで、ブルックリンとかマンハッタンなどとさらにブレイクダウンするのです。それでも広すぎる場合は、何丁目や何番地などといった設定も可能です。

見せ方の工夫

コンセプトが決まれば商品展開の道筋ができます。あとはなるべくはみ出さないようなマーチャンダイジングを行っていけば、ショップとしての個性が確立できるはずです。

では、具体的な見せ方の工夫について考えてみたいと思います。ご存じのように、あまたあるショップは多くが比較されてしまいます。探しに来た方がページを見てくれる時間もほんの数秒ということになりますので、一見してどのようなショップで何を提供しているのかを理解できるものでなければなりません。

そこで、まずトップ画面や商品ページをはじめとする各ページの上段にはショップのコンセプトを明確にする画像とワードを挿入することになります。この場合、コンセプトがしっかりしていればページ制作の担い手も非常に作りやすくなります。

先ほどのニューヨークの、しかもブルックリンの商品を扱うのであれば、ブルックリンの標識と取り扱う商品の代表的なものがいくつか列挙されていると非常にわかりやすくなります。ただし情報ページとの混同は避ける必要があります。

通販であることがわかるように、送料やショッピングを想起できる画像や文言を挿入すれば、ミスマッチは防げるでしょう。


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