• データマーケティング
  • 2015-06-01

Monthly pageview: 0


マーケットリサーチに、もっとビッグデータを活用せよ

アメリカにおいてこれまでにビッグデータアナリティクスを使ったことがあるという回答は、マーケットリサーチ関係者で35%以上にのぼります。これは、2013年第1四半期から2014年第2四半期までの合計の数値です。

ところで、ビッグデータアナリティクスは増加傾向にあったのでしょうか?
残念ながらほとんど増加していないのです。さらに、ビッグデータアナリティクスを使おうと考えたことがあるという回答にいたっては増加さえしていません。35%以上という回答はかなり高レベルだとも言えますが、ここで頭打ちになっているようなのです。

ビッグデータアナリティクスの使用の伸び悩みへのアドバイス

グラフ

上記の調査からわかるように、ビッグデータアナリティクスの使用は伸び悩んでいます。これに対して、マーケットリサーチ関係者はどのように対処したらよいのでしょうか。以下の3つのポイントが参考になります。

1.ビッグデータをたんなる流行と見ないこと

ビッグデータをたんなる流行や誇大広告と見てはいけません。流行としてそれを処理することによって、マーケットリサーチ関係者が抱くマーケットに関する疑問に答えることができなくなってしまいます。流行はいつか過ぎ去るでしょうが、データは残るのです。

2.ビッグデータは脅威だと見ないこと

ビッグデータをマーケットリサーチに対する脅威だと見てはいけません。すでにビッグデータに足を踏み入れているので、活用するしかありません。マーケットリサーチャーが活用しなければコンサルティング会社、ビジネスインテリジェンスを駆使している人、IT技術にたけている企業などが、どんどんマーケットリサーチに進出していくことでしょう。

3.ビッグデータを新しい現実として受け止めること

ビッグデータは、ビジネスにおける新しい現実として大切に扱うことです。そして、この大量の構造化データおよび非構造化データを処理する方法を学ぶことです。

大量のデータを処理する技術を学ぶことは、それほどお金がかかるわけでもなく、決して難しくありません。フリーソフトのR言語を使えば、リーズナブルな価格でシステム構築ができますし、並列処理をする必要があるなら、Hadoopのようなソフトウェアを使えばよいのです。

ビッグデータを活用するための技術に関心を持つべき

s

マーケットリサーチャーはビッグデータの処理技術にもっと関心を持つべきです。ここでは、ビッグデータの世界における技術トレンドを3つご紹介します。

可視化技術

データをすばやく可視化できるツールが注目を集めています。こうしたツールを使えば情報提供するというより、情報を印象づけることが可能となります。その一方で、ストーリーテリングのような、明確に情報提供する方法も忘れてはなりません。

自然言語処理

自然言語処理は、非構造化データであり、主にフリーテキストの処理に使われ、トピック生成や文書分類ができるのが魅力です。顧客からのクレーム分析にも威力を発揮します。

ディープラーニング

ディープラーニングという技術は、文字認識や機械翻訳などの機械学習と呼ばれる技術分野の新手法。自動的にデータに潜む構造を学習しようとするので、データの背後に隠れた階層構造を明らかにできます。マーケットリサーチにおいては、フリーテキストの中にある文のセンチメント解析を行い、ペットフード、衣類など非常に幅広い商品について、一つひとつの商品に抱いている印象を文から判定している事例があります。そして、得られた結果を商品別に分類し、それを店舗で使用しているバーコードのデータと結び付けて分析しています。

マーケットリサーチャーは、ビッグデータとどのように付き合うべきなのでしょうか? アドバイスは、まず、ビッグデータをたんなる流行だと見たり、マーケットリサーチに対する脅威だと思ったりしないことです。そして、ビッグデータの新しい処理技術をどんどん取り入れて役立てることが重要です。

【翻訳参照元原稿】
http://www.greenbookblog.org/2015/03/03/market-research-and-big-data-a-difficult-relationship/


BIツールの導入から運用の考え方 全員無料プレゼント

このE-Bookは、攻めのマーケティングでのBIツールの使い方、BIツールの可視化仕様の一提案の記事について、オリジナルの図解で解説したものです。自社の事業特性に合わせてご活用ください。
ダウンロードはこちら(無料)

この事例バックナンバー ─事例記事─

あわせて読みたい ―関連記事―