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  • 2015-04-30

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Facebookは「Businesses on Messenger」でeコマースに進出か?

Facebookは企業の関心を引こうと、Facebookというプラットフォームに参加するように促したり、Facebook上で広告費用を使ってもらえるように誘ったりしてきました。そして今、Facebookは企業とその顧客の間に分け入ろうとしています。

Businesses on Messengerのリリース

2015年3月25日、Facebookは「Businesses on Messenger」をリリースしました。これは企業がFacebookのMessengerアプリを通して顧客と個別に対話することを可能にする新しいサービスです。カリフォルニア州メンロパークに本拠を置くソーシャルネットワークの新しいプラットフォーム戦略の大きな展開の一部として、Businesses on Messengerは、消費者がインスタントメッセージを介して注文の確認を受け取ったり、さらに、アプリを通して商品を直接購入したりできるようにするものです。

Facebookのeコマースへの参入

まだ口にするのは早いかもしれませんが、Messengerというアプリへと自らのビジネスを統合することにより、Facebookはeコマースという、より広い世界への入場券を手に入れることが可能となりました。

Facebookは、LINEやWeChatのようなモバイルメッセージングアプリを長期にわたって採用していく戦略に大きな関心を示しています。Messengerには6億人を超えるアクティブユーザーがいて、Facebook社はこれまでeコマース分野に対して、昨年発表された「購入」ボタンのような行き当たりばったりのやり方が見られましたが、こうしたことがMessengerによって報われる希望が生まれてきたのです。

以下Messengerに期待する声をご紹介しましょう。

「北米での受注の大半はモバイル上で購入が成立している」
Zulily 社 Dave Atchison氏

ZulilyはFacebookの新しいビジネスサービスの実験を行う提携小売業者2社のうちの1社です。そのZulilyのマーケティング担当上席バイスプレジデントであるDave Atchisonは次のように言っています。「当社の顧客は、当社ブランドの熱心な支持者であり、我々はその顧客との間に心の触れ合いを発展させてきました。我々が興奮しているのは、我々がFacebookと提携する最初の小売業者の一つだということです。顧客とやり取りするためのプラットフォームとしてMessengerを使います。特に我々の北米での受注の大半はモバイル上で購入が成立しているのです」

「オンライン購入プロセスがどれほど足手まといになっているか」
元Paypal社長 David Marcus氏

サンフランシスコのフォート・メイソンで行われたF8カンファレンスのデモンストレーションにおいてDavid Marcus氏が語ったことです。Marcus氏は元PayPal社長ですが、現在はMessengerを監督する立場にいます。Marcus氏はオンライン購入プロセスがどれほど足手まといになっているかと嘆いています。顧客が何か購入したり、注文を変更したり、配送時間の確認をしたりするたびに大量のeメールとクリックが発生します。「これはデスクトップ上でもかなり不便です。モバイルになるとかろうじて使えるというレベルです」とMarcus氏は述べています。

このように語った後、Marcus氏は小売業者のEverlaneからシャツを購入するやり方をデモンストレーションとして見せました。EverlaneはFacebookの新しいサービスにおけるZulilyに次ぐ第二の提携先です。Marcus氏のデモは、シャツを購入し、確認を受け取り、さらには注文の変更まで行うものでした。これらを全てMessengerで行ったのです。この新しいサービスの開発プロセスにおいて、Facebookは通信のためのバックエンドを提供し、Everlaneが注文の購入プロセスと処理プロセス全ての制御の維持を行いました。ある情報筋によれば、FacebookはMessengerを通して行われた取引について手数料や照会費用を全く取らないため、このサービスは今のところ、企業にとっては完全に無料となっています。

Businesses on Messengerが利用できるのはいつか?

この一連のサービスが、いつすべての企業に利用可能となるかは不明です。Facebookは現在、登録制を取っています。さらに言えば、現提携先であるZulilyとEverlaneのサイトでさえも、Businesses on Messengerがフル機能で使えるようになるには、まだ何ヵ月か先のことなのです。

しかし、これは興味深い一歩です。Facebookはしっかりとユーザーを確保しています。最近発表されたP2Pの支払いサービスの詳細が明らかになってくれば、Facebookはすぐに支払いの信用証明を持つ貴重な保管場所になることでしょう。

【翻訳参照元原稿】
http://www.forbes.com/sites/ryanmac/2015/03/25/facebook-goes-all-in-on-e-commerce-by-bringing-businesses-onto-messenger/


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